天然石の写真撮影!ピンク色の奴ら~
おはようございますを過ぎましてこんにちはのてんやこでございます。
今日は毎度頭を悩ませてくれる天然石の撮影方法につきまして少々愚痴を・・・じゃなくて私の撮影方法的なアレをお送りしたいと思います。
何がともあれ、私の作るものは大体が蠟引き紐と天然石を組み合わせた品が多いですのでとりあえず天然石を綺麗に撮影しなくては売れるものも売れません。
というかそれ以前に綺麗な石達をそのままの姿でお店にUP出来ない事に私自身が自分にムカァしてしまうので却下です。
画質調整も勿論その石の見た目どおりに見えるように多少は施しますが、最初に撮影した写真がイマイチではやはり補整をかけてもイマイチなままなので最初の撮影が大事です。
こと細かい模様のある石はいくら後で画質調整をかけたところで模様が綺麗に浮き出るわけではありませんので尚更です。
オノレ不透明な模様のある石メェ~!!
・・・いえその模様こそ綺麗なんですけどね!
というわけで、てんやこ的綺麗に撮りにくい石トップ5の一柱、ロードクロサイト(インカローズ)の出番です。
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品物は試作品です、ロードクロサイトはこのピンク色したヤツですね。
産地はアルゼンチンやペルーが有名で日本でも北海道では綺麗な物が採れるそうですが写真のものはアルゼンチン産。
アルゼンチン産はペルー産よりもピンクの色がまろやかかつ柔らかいものが多い感じで更に環状に白い模様も入ればインカローズ(インカの薔薇)のフォルスネームに相応しいものとなります。
・・・が、このピンクが曲者なんです。
サーモンピンクよりもう少し柔らかな濃い桃色は下手に写真に撮るとくすんでしまい、折角のインカの薔薇の色味が台無しに・・
天然石は午前の太陽光下で撮影すると美しく映えるものも多いのですが、ロードクロサイトのピンクは太陽光下では殊更に色褪せて撮れてしまいます。
夕方近く、斜陽の日差しの中でなら多少鮮やかみを増した色に撮れますが、今度は光が強すぎて反射光で石の縁が欠けて写ってしまったりとやはり綺麗には撮れません。
結論、ロードクロサイトは蛍光灯下で室内撮りのほうが安定した色が出るように思います。
ついでに紫外線にも極めて弱いですからね・・・あまり陽に当てると退色してしまうのです。
そんなわけで室内撮影~
私の場合はそんなに大掛かりな撮影器具は使用しておりませんで、お決まりのレフ板代わりに開いたスケッチブック、室内灯に蛍光灯とスポットライトを一つ追加して黄色灯でライトアップ、撮影機器はスマホです。
そして品物の下には白蝶貝を加工した小皿を一枚、これだけのシンプルさ(手間がかからないともいう)でぱしゃり。
写真はまたも試作品ですが、撮影後後PCで少し加工して完成です。
加工ソフトはPhotoshop CS2。
使い慣れているから作業が早いというだけなのでこの辺は慣れたソフトで良いかなと思います。
かなり実物に近い色に仕上がりました。
あとはシトリンやスモーキークォーツなんかも同じ方法で撮影しますと良い感じに撮れます。
柔らかな色味が欲しい時に最適。
以上でした~
てんやこ
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