青い鍋~畑の野菜はほっとくと巨大化する
なんでも成長すれば大きくなるものであるから何も特別なことではないと思うのだが、そうやって大きくなった野菜は規格外品などと言われてスーパーなどには並ばないことも多い。
けれどもこの巨大野菜にはなかなか美味しいものもあるのだ。
単にでかいが故に可食部が多く経済的な気がしてくるという面もあるが。
ところでまず私の実家は農耕民族に近い暮らしをしている。
と言って米農家で畑もやってて農作物を買ったことがないとかそこまで本格的な農耕民でもないのだが、要は母の畑で採れた野菜がメインの食卓になる事が多いのだ。
ちなみに今現在は白菜とキャベツの収穫がほぼ終わり、水菜と大根が最盛期を迎えている。
まぁこの中では白菜やキャベツについてはスーパーでよく売られている物と比べて特に大きくも小さくもない、普通のサイズである。
大根もまぁ量は採れるが一本一本が特別巨大というわけでもない。
普通でないというか育ちすぎているのは水菜だ、これがまた一株で一抱え以上ありサラダにする程度では家族4人で毎日3回食べ続けても一か月分以上はあるのではないかという巨大っぷりだ。
うちの家族は皆小柄だがそれでも抱えればビニール袋に入れて注意深く空気を抜きでもしない限り余裕で抱えた人間の横幅(腕から腕の範囲)からはみ出る葉物類はちょっと微妙なでかさであろう(もさもさと茂るため当然縦幅も奥行きも似たようなものになっている。
もちろん本格的に農業をされている方からすればたいしたことでもあるまいが、都会育ちでスーパーの野菜ばかりみているとそのでかさにビビる。
ついでにどうやって食うか、という考えを真剣なものにせざるを得ない。
何しろでかいと言っても葉物だけにそう長持ちするわけでもないので毎日ちょっと煮物とかおひたしとかサラダではほとんど嵩が減らないどうしよう、となる。
これはもうとりあえず生で食うのは論外(嵩が減らないので)さぁどうする、といった時にうちの家族のはじき出した答えは“水菜の水炊き”であった。
昆布で出汁をとって豚肉、豆腐、水菜のみで作る水炊きだ。
味付けはポン酢のみでとりあえずひたすら水菜を食う。
豚肉に豆腐と言っても鍋の中の比率は水菜が80パーセント以上を占め、ほぼ水菜のみを食べるための鍋だ。
故に鍋の水面もほとんど水菜の鮮やかな青(緑)で覆いつくされ申し訳程度に豆腐の白が覗くか覗かないか、といった具合になっている(豚肉は入っているが重いので沈んで見えない)
こんな鍋は貧相だと思うかもしれない、確かにうちの家族は比較的少食であるし皿いっぱいの唐揚げや焼肉屋で肉だけ一万円分!とかするのは居ない。
が、これを本気で美味いと思うのだからそれはそれで良いのだ
近頃は野菜のほうが肉より高くつく事もある、そんな折に畑の巨大野菜でお腹を満たせるなら家計も助かるし、多分適当に健康にも良いだろう。
ああ、ヘチマのようなキュウリの出来る夏も待ち遠しいなぁ。
あ、そういえばこちらは青くはないのですが昨日は磨いたムーンストーンをペンダントにしようと構想練っておりました。
首から下げる→上から見るとシラーが綺麗なので何とか上手い事出来ると良いな。
それでは今日もはりきって参ります。(もぞもぞ
てんやこ
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